FXで利益を出すために絶対に必要な資金管理の大きな要因が取引ロットです。FX取引の資金管理と適正取引ロットについて徹底検証していきます。
目次
資金管理で管理できる項目
FX取引の資金管理を行うためにはいくつかの項目を決定する必要があります。
FX資金管理で決定する項目
必ず決めなくてはいけないのは、下記の項目です。
- 通貨ペア
- 損切位置
- リスクリワード
- 利確位置
- 取引ロット
通貨ペア
XMのスタンダード口座では取引可能なFX通貨ペアは57種類、貴金属4銘柄あります。
その他42種類あり全部で103種類あります。
ここでは、FX通貨ペアと貴金属のゴールドとシルバーについて検討していきます。
損切位置
損切位置はエントリーしたときに必ず決める必要があります。
エントリーポイントから30pipsにするのか50pipsにするのか?または100pipsにするのか?
通貨ペアや相場の状態により異なります。
ゴールドや英国ポンドなどのボラティリティの大きいものだと、30pips程度の損切位置だとすぐに刈り取られてしまう可能性が高いです。
損切位置は後述する、利確位置とのバランスでリスクリワードを決定するために必要なのです。
損切位置の決め方
損切位置はチャートでエントリー位置に至るまでの重要水平線などです。
損切位置を決めないと、ロスカットにかかり強制決済されるまで予想外のマイナスが出ることがあります。
損切位置をきめることにより、損失を管理できます。
利確位置
利確位置は、エントリー後の決済ポイントのことです。
利確位置を決めることにより、チャートに張り付いていなくてもその価格になったら自動的に決済されます。
利確位置の決め方
利確位置の決め方も確定的なものはありませんが、エリオット波動の第3波で利確するとき第1波分の長さ分のところを第3波上で利確位置に決めます。
リスクリワード
リスクリワードは上図でエントリーポイントから損切位置①とエントリーポイントから利確位置②までの距離の割合のことです。
② 対 ① がリスクリワードになります。
② ≧ ①になるように利確位置を決定します。
リスクリワード②:①が1以上になるように利確位置を決めれば、勝率が50%以上になればトータルで損益はプラスになります。
リスクリワードが1以下になる取引は避けた方がよいです。
反対にリスクリワードが高い取引に勝つことができれば、一回の取引で大きな利益を上げることができます。
FX資金管理と取引ロット
上の図は50pips変動したときの米ドル/日本円の取引ロット毎の必要証拠金と利益です。
例えば一日の利益目標を2万円とします。
一度の取引で2万円を稼ぐときは、必要証拠金が5,405円、取引ロットは0.4になります。
2度の取引で2万円稼ぐときは1度の取引での必要証拠金2,703円、取引ロットは0.2になります。
FX資金管理と取引ロットまとめ
チャートの日足、4時間足で環境認識したあと、下位足の15分足や5分足で成り行きでエントリーします。
その後、損切ポイント、リスクリワード、利確ポイントを決定します。
勝率を高めるためには、チャートを見ていた方がよいのですが、そんな時間のない人はエントリーしたら決済はプラットフォームのMT4,MT5に任せます。
前述の記事FX資金管理徹底解説2022と合わせて勝率を上げていくか、リスクリワードの高いトレードを行えば、損益はプラスになっていくでしょう。