平均足チャートを使ったトレード方法を解説します。
目次
平均足とは
平均足は、価格の平均値をベースに作られるチャートの足です。
ローソク足の値動きのブレをなくすように修正されており、上昇か、下降かのトレンドが分かりやすいのが特徴です。
上図の場合は、青が上昇で、赤が下降を示していて、相場のトレンドがとても分かりやすいです。
平均足のメリット
②トレンドの転換点が分かりやすい。
①相場のトレンドが視覚的に分かりやすい。
上図のように平均足は、上昇トレンドは青、下降トレンドは赤となっているので、相場のトレンドが明確に分かります。
ローソク足の場合は平均足と比べても上昇トレンドと下降トレンドの違いが明白です。
②トレンドの転換点が分かりやすい。
十字線(コマ足)が転換点
上記の図は、チャートの平均足の中で十字線となっている個所を抜き取って拡大したものです。
この十字線はコマ足とも呼ばれ、相場が下降から上昇、上昇から下降に転換するときの重要なポイントといわれています。
コマ足の特徴は実体部分が小さく、実体部分の上下に大きくひげが伸びていることです。
チャートをライブで見ていると、このヒゲの部分はコンマ数秒で作られます。
ある特定のトレーダーが取引をするのでこのようなヒゲが現れるのです。
ヒゲの意味は?
十字線(コマ足)のヒゲは相場が上昇しようか?下降しようか?の迷いを表しています。
取引のレンジ(巾)を表していて上昇か下降かのトレンドは分かりません。
大陽線と大陰線はトレンド
大陽線と大陰線はトレンドを表しています。
チャートは上昇トレンドのときは大陽線が続き十字線(コマ足)が現れて下降トレンドになり大陰線が続きある時点で十字線(コマ足)が現れてまた上昇トレンドになります。
もちろんイレギュラーな場合もありますが大体がこのように下降トレンド ⇒ 転換点(コマ足 ⇒ 上昇トレンドを繰り返します。
十字線(コマ足)はエントリータイミングの重要なサイン
これは一般的なUSDJPYの平均足チャートです。
コマ足が連続するとトレンドが出ている様子が分かります。
コマ足一つだけでは相場の迷いですが、コマ足が連続するとトレンドが転換している様子が分かります。
十字足(コマ足)が連続したらチャンス
十字足(コマ足)が現れただけでは相場の転換ではなく相場がトレンドを探しているところです。
十字足が連続してトレンド(大陰線または大陽線)が現れたらエントリーします。
上位足も必ず確認する。
上位足を確認するのもとても重要です。
1分足チャートで上昇トレンドで十字足が続いて今度は下降トレンドかと判断して売り注文を入れたら、更に上昇トレンドになることもあります。
そのようなことを避けるために4時間足などの上位足を見てトレンドを確認しておく必要があります。
上のチャートのように、1分足では上昇トレンドですが、4時間足だと下降トレンドのように見受けられます。
1分足だけだとトレンドが転換するように見える足(ダマシ)を見分けるためにも上位足をチェックして上昇トレンドか下降トレンドかを判断した方が良いでしょう。
平均足の表示方法
①メニューバーの「挿入」を選択
②プルトップから「インジケーター」 ⇒ 「カスタム」を選択
③プルトップから「Heikin_Ashi」を選択
「Heiken_Ashi」の画面が表示されるので、「OK」をクリックします。
チャート画面で右クリックしてプルトップから「プロパティ」を選択します。
平均足チャートの配色設定画面が表示されます。
この場合は上限バーと上昇ローソクをBlue,下限バーと下降ローソクをRedに設定します。
「OK」をクリックして設定完了です。
これはMT4ですが、MT5だと設定項目が多くなりますが大枠は同じです。
平均足まとめ
②平均足とコマ足でエントリポイントタイミングがつかみやすい。