XM MT4/MT5移動平均線の設定


移動平均線は過去の一定期間の終値の平均値を線で結んだ折れ線グラフです。

移動平均線は何役に立つのか?

移動平行線は、相場のトレンド状態を把握することができて、売り、買い、決済等のエントリポイントを見つける助けになります。


移動平均線の計算方法


移動平行線は、例えば10日間の終値を足して10で割ります。つまり10日間の終値の平均値をだします。

その平均値の点を結んだのをグラフにしたのが移動平行線です。

移動平均線の種類


平行移動線には4種類あります。

①単純移動平均線(SMA:Simple Moving Average)
②指数移動平均線(EMA:Exponential Moving Average)
③平滑移動平均線(SMMA : Smoothed Moving Average)
④線形加重移動平均線(LWMA:Linear Weighted Moving Average)

単純移動平均線(SMA:Simple Moving Average)

単純移動平均線は単純に一定期間の終値を平均してグラフにしたものです。

メリットは設定した期間の単純平均なので相場が安定しているときなどはトレンドが分かりやすいです。

デメリットは:期間の終値の単純平均なので2,3日前に急に相場が動いたときは、直ぐに反映されにくいです。


指数移動平均線(EMA:Exponential Moving Average)

加重移動平均線へ更に複雑な計算を加えたのが指数平滑移動平均線(EMA)です。

相場の動きをいち早く反映させる分、ダマしが多いといったデメリットもあります。

最近の価格に比重を置き、過去になればなるほど比重を軽くして平均値を決定します。

比重の減少度合いは「平滑化係数」と呼ばれる0と1の間の値を取る定数α(平滑定数)で決められます。


平滑移動平均線(SMMA : Smoothed Moving Average)

平滑移動平均線は、直近の価格に比重をかけて算出する為、SMA(単純移動平均線)に比べ直近の動きに敏感に反応します。

平滑移動平均線は、以下の計算式で算出されています。

一日目の計算方法は、単純移動平均と同じで、対象期間における終値の平均

二日目以降を「前日の指数平滑平均+k×(当日終値-前日の指数平滑平均)」

k=2÷(n+1)、 n=期間


線形加重移動平均線(LWMA:Linear Weighted Moving Average)

加重移動平均線は、単純移動平均線の直近の相場が反映されにくいという問題点を解消するために、直近の価格に比重を置いた平均線です。

例えば、10日平均線の場合、10日目(直近)の価格を10倍、9日目の価格を9倍、8日目の価格を8倍、7日目の価格を7倍などと、直近の価格をその日数で掛けて直近の相場の変化により比重を置いたグラフにします。


MT4で移動平均線を表示するための設定

MT4で移動平均線を表示するには、


MT4の画面上部のメニューバーの①「挿入」「インジケーター」「トレンド」「Moving Average」をクリックすると②「Moving Average」の選択画面が表示されます。


左下の「移動平均の種別」のタブが表示されるので、あなたが選びたい移動平均線を選んで、右下のように「OK」をクリックします。


この場合は指数平滑移動平均線(EMA:Exponential Moving Average) を選んでいます。

下のチャートに 指数平滑移動平均線(EMA:Exponential Moving Average) が表示されます。

移動平均線は、全ての種類を同時に表示させることができます。

下のチャートはEMAとSMAが表示されています。

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移動平均線の設定項目について

移動平均線の設定項目は下記のとおりです。

①移動平均線の期間
②移動平均線の種類
③移動平均線の適用価格
④移動平均線の色や太さ

移動平均線の期間

移動平均線の期間は設定画面の「パラメーター」のタブを選択して、期間を入力します。

期間は15または25を選びます。

移動平均線の種類

前述の通り

①単純移動平均線(SMA:Simple Moving Average)
②指数移動平均線(EMA:Exponential Moving Average)
③平滑移動平均線(SMMA : Smoothed Moving Average)
④線形加重移動平均線(LWMA:Linear Weighted Moving Average)

おすすめの移動平均線は単純移動平均線か指数移動平均線です。


単純移動平均線は一定期間の終値の平均のグラフで期間の傾向は分かりますが、直近の相場の変動が反映されにくい。


指数移動平均線は直近の相場の変動が反映されやすいのですが、ダマしも増えます。


移動平均線の適用価格

適用価格はOpen(始値) Close(終値) High(高値) Low(安値)がありますが、Close(終値)を選びましょう。


移動平均線の設定のまとめ

移動平均線は相場のトレンドを判断する上でとても便利なグラフです。

正しい設定方法を確認して、FX取引に生かしましょう。

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